無題

2024年07月14日

先日 軽井沢へお弁当の配達に行きました。


普段、配達は前橋市内に限ってお受けしているのですが

この時期にレストランにまとまった注文を下さるお客様からの

一部イレギュラーなご要望だったので担当者は悩んだそうですが

配達料を別途支払うからとまで言われて

断れなかったようでした

曜日もさほど忙しい日では無かったので

盛り付けから配達までその担当者と一緒に行ってきました


高速を降りて少し走ったところで

道の脇、ガードレールの下に

何か黒い物体が動いているなと気づきました

走りすぎざま二匹の子熊が見えました


情報としては頻繁にクマや猪の出没を聞いていましたが

自分の目でクマを見たのは動物園以外では初めてです

かなり小さい子熊でしたからそばには母熊がいたはずです

数分走ったあたりにはゴルフ場があり車の往来も頻繁です


自然の中にある軽井沢です

地元の人達にはよくある事なのでしょう

観光地として洗練されている軽井沢ですが

自然とは人間に都合の良いところばかりではないという事を

頭の隅に置いておかなければなりません



もう何年か前ですが

赤城山の頂上へ続く道を車で走っていたときに

車道脇の山林の陰に鹿が立っているのに気づきました

赤城山へ行く機会は何度もありましたが

鹿に出会ったのは初めてです


また榛名山の親戚の家の行き返りに

昔はほとんど見なかったサルの集団を見るようになりました

本来ならば山奥に生活していて

滅多に人のエリアには近づかなかった動物たちが

徐々に人の生活エリアに入ってきているのを感じます




御祭り

2024年07月06日

前橋市には大きなお祭りが3つ有ります

一月九日に行われる初市と

七夕祭り・秋の前橋祭りです

今ちょうど七夕祭りのさなかですが

今日は3時頃から雨が降り始めました


毎年、七夕祭りの間に一度は雨に降られている気がしますが

今年もやっぱり降りました

幸いなことにそれほど長引かずに止んだようです


三大祭りの行われるエリアの中心に住まいが有るため

子供の頃はお祭りが楽しみでした


七夕祭りになると金魚すくいばかりしていた時期があります

親は生き物を持ち帰ってくることに

あまり良い顔をしなかったのですが

金魚はかろうじてセーフでした


七夕ではなく前橋祭りだったと思いますが

昔はヒヨコを売っていて

もこもこした小さな塊が可愛くて

どうしても欲しくてねだったことも少なくありません


「どうせ死んでしまうのだよ」と言われるのですが

粘って買ってもらったことが何度かあります

最初のうちはやはり世話の仕方もわからず

数日で冷たくなってしまいましたが

そのうち電球を入れて温めたりして

二羽が成長して立派な雄鶏と雌鶏になりました


ですがそこまで成長すると縄張り意識が強い雄鶏は

私が餌をやろうとして巣箱の中に手を入れると

すごい勢いで突いてきます

昔は屋上に放すと私の後を追ってきたのに

随分な落差だとあきれましたが

今思うと、もう一羽が雌鶏だったせいかもしれません


もともと生き物を飼う環境ではないのと

子供の手には負えなくなったと判断した父が

祖父母の住む家の鶏小屋に移しました


子供の頃はお祭りはワクワクするものが一杯ありました

七夕では金魚すくいや風船釣り

前橋祭りではお神輿や山車

御神籤を咥えてくる小鳥や

ヒヨコ、ハツカネズミも売っていました

命を玩具にすることになるので思う事は色々ありますが

大人が見せてくれる様々な物事に惹かれて

祭り会場を彷徨ったものです


今では祭りの後にあちこちまき散らされた

飲み物や残されたゴミの方に意識が行き

祭りを楽しむ境地には戻れません

ボランテイアの人達が祭りの後でゴミを集めて

処分をしてくださるのですが

気付きにくいところに押し込んであったり吐しゃ物が残っていたり

見たくない祭りの置き土産は無くなることは無いでしょうね


商店街が元気だったころは

祭りで町が汚れても各店が自店の前を

少し広めに掃除をすれば翌日にはもうキレイになったのですが

空き店舗や夜の商売ばかりになってくると

残念ですがそうした自浄作用は働きませんね





玉蜀黍

2024年07月05日

今年も玉蜀黍の販売が始まりました

つやつやと綺麗に並んだ粒で食味も良好です

昔は蒸かしたトウモロコシに塩を振りかけたりしていましたが

今の玉蜀黍はそのまま齧って充分甘味を堪能できます


個人的には焼きトウモロコシが好きなので

焼いて醬油を塗って食べたいのですが

今のガスコンロは焼き網を使うには不都合で残念です

焼き色を付けようとしても火が自動的に消えてしまいます

オーブントースターでと思っても自動制御が働き

イライラすることになります

グリルで…とは考えるのですが

魚の匂いが付きそうでためらいます

なので蒸し器を使うことになります


一本位ならレンジで良いのでしょうけど

5本6本を一度に処理するには逆に面倒くさいのです

昔はもうちょっと気合が入っていたので

身内から玉蜀黍の頂き物が重なった時など

まとめて蒸かして全部実を外してミキサーでスープにしたりしました

牛乳を使わず100パーセント玉蜀黍のコーンスープです

美味しかったですね


ここのところ猪被害が続いています

クマの目撃情報も良くあります

今年は無事に収穫できるようにと祈っています




会津若松市

2024年06月28日

先月の事ですが久しぶりに知人を訪ねて東北へ出かけました。

その帰路、福島の会津若松市を通り鶴ヶ城に立ち寄りました

IMG_2637.j鶴ヶ城

天守閣は復元されたものだそうですが壮観でした。


こういうのは羨ましいですね。

前橋城は利根川のたび重なる氾濫と洪水により崩壊が進み

また浅間山の大噴火で堀が埋まり藩主の転封やら重なり

廃藩置県でとうとう廃城となりました

今、その場所には県庁が建っていますが

お城の名残と言えるのはごく一部の石垣を残すのみです


鶴ヶ城の城郭の中は綺麗に整備されていて

こんな場所が自分の生活圏にも有ったら良いのにと思います


東北の震災から私の中で福島県人はリスペクトの対象になりました

放射能汚染による農産物に対するイメージを払拭するために

田圃一枚一枚をすべて検査し土壌改良し

その上で米の全袋検査を徹底したのです

福島県人はやるときは徹底してやる人達なんだと

印象付けられました


IMG_2650.j揚げ餅みぞれ蕎麦

これはその日のお昼に食べた「みぞれ揚げ餅蕎麦」です

予想外のフォルムに思わず声をあげてしまいました

揚げ餅に使う餅は毎日手で丸めると

お店の人が言ってました


江戸前の味に馴染んだ私の舌には

薄味の汁が少々物足りなかったのですが

大根おろしと揚げ餅は美味しかったです




季節が・・・

2024年05月09日

たむらや前橋南部店には

狭いながらも宴会場があるので

各種の御集りに対して

宴会料理の用意があります


四季に応じた献立があるのですが

ここのところ暦の上での季節感と

実際の気候が大きくズレてきていて

献立の変更を考えざるを得ない状況です


特に小鉢や吸い物などは季節感を出すことが多いので

感覚がかけ離れると間抜けな印象になってしまいます

この状況はもう数年続いている気がします


最初のうちはちょっと季節感ズレているかしら?

と思うくらいでしたが

コロナの影響で宴会の予約がほとんどなかった時期をはさみ

去年あたりから四月の献立に違和感が強くなり

具材の変更をするようになりました


春や秋の期間がやけに短くなってきたなあという感覚は

年毎に強くなっています

春は桜の開花が全国的に注目されるので

入学シーズンと重なって春だなあと実感しますが

初夏を感じる間もなく真夏になるようで

味気ない思いをしています


そして夏がいつまでも続き

木々が一気に色づき始めたなと思うと

綺麗な紅葉になるより先に葉が枯れ始めて落ちていくような

残念な年が続いています


もとより私が子供の頃に教えられた生活の中の季節感は

私の子供には通じません

ましてその下の年代では様々な事が変わってしまって

自然の中の季節はおろか食生活の季節感にも

頓着することは無いのだろうなあと思います


平安時代の気候は昭和の時代より暑かったらしいと

何十年も前ですが何かで読んだことがあります

なので家というものは風通しの良い造になっていて

夏場平安の貴族の女性は

自宅ではスケスケの衣一枚で過ごしていたとか・・


気候も社会のありようも

変化していくのが常だとわかっているので

慣れていくしかないのですが

今までささやかな楽しみとしていたものが無くなっていくことが

寂しいのです






2024年03月28日

以前栄養素の整った食事を提唱していた先生が

「一般の人には量の概念が欠落している

と話していらっしゃいました

栄養素を取り込んで健康を維持するためには

必要な量を確実に取り込まなければなりません

バランスをとるというならば

それぞれの栄養素の所要量を把握して

過不足なく取り込む必要があります

でも実際には必要量には遠く及ばないのに

食べたから健康に良いと納得する人が圧倒的です


これが食品添加物の場合逆に働きます

本来一生食べ続けても健康面に影響が出ないように

使用料が設定されている添加物ですが

「使っている」それだけで

悪者扱いをされることも珍しくありません


昔から、習慣的に食べているもの

通常の野菜や肉や魚、海藻、山菜などは

明らかに毒があると経験上知られている物はみな避けますが

その他は頓着なく食べています

添加物のような人工的に合成されてできた物は

細かく研究されて使用基準が設定されていますが

習慣的に食べているものにはその研究がされていません



以前読んだ本の中に

クウェートの科学者が玉ねぎを添加物として使う場合の

使用量を計算したという話がありました

結果、日々の食事に使用できる量は

カレー一皿あたり16ミリグラムという量でした

添加物としての使用目的が

なんであったかは覚えていませんが

食材を添加物と同じ視点で考えると

こんな結果になるというのがかなり衝撃でした


カレーの名店や大手メーカーのレトルト商品

高級レストランのメニューも

軒並み販売中止になりそうですね


赤城山

2024年02月26日

赤城山

今朝の赤城山です

すっかり白くなっています。

赤城山にこれだけ雪が降ると

平野部も本格的に寒くなります

からっ風とのダブルパンチです


山林の上に積もった雪が下に落ちて

午後になると下界からは

雪があまり目立たなくなってくるのですが

登っていくと別世界です

行きませんけど

無農薬無添加

2024年02月05日

私は無農薬無添加を謳う商品には懐疑的です


深い知識と高い技術を持ち

その上で困難を乗り越えて

無農薬無添加で安全で美味しく

日持ちもする物を作ろうとする人もいると思うので

そんな方々の成果は楽しみですが

安易に無農薬無添加を謳いたがる人が多いとも感じています

無農薬無添加だから安全安心と謳うのは

食に関する知識に欠けていると思います


自然とは決して人に優しいものではありません

科学の発達は自然との闘いだったはずです

実際、現代でも食品関連の健康被害は

圧倒的に食中毒菌や自然毒が原因です

その食中毒菌を抑えるために添加物が作り出され

それを使用して一定期間の品質が保たれています


以前から明らかな発がん性と

実際の健康被害を指摘されていたものが

たばことアルコールです

データでも検証されていることで生活への影響度を考えると

添加物の比ではありません


でもマスメディアの取り上げ方や

一般消費者の認識はかなり偏ったバイアスがかかっていて

多数派の認識を覆すことは難しいです


飲酒と喫煙は本人の自覚のもとでコントロールするべき問題なので

ことさら目の敵にするつもりはありません

煙草に関しては周囲にも影響があるので

私のそばで匂いをさせないでほしいとは思いますが

喫煙者を殊更責める気もありません

でも健康被害があるのは明らかですし

アルコールにも発がん性があるのは歴然としています


大分前の事ですが

当店にお越しになったお客様が

みそ漬に着色料は使っていないのかと

ずいぶんこだわって質問した方がいらっしゃいました

結局みそ漬は買わずに何を買ったかと言いますと

鮮やかなピンクの桜大根をお買い上げになりました


会計をしながら私の頭の中には?マークがいくつも浮かびました

聞くまでもなく人口着色料使用は一目瞭然です

なのに何故?


人の頭の中は合理的に整然と整っているわけではありません

私自身、考えている事と行動がしばしば矛盾していることもあり

それは充分認識しているつもりです

頭の中では保存料や着色料を危険視していても

日常的に食べている物に関しては意識のハードルが下がる

あるいは好きな物に関しても同様でしょう

これも正常性バイアスの内なのでしょうか


そんな科学的には まとまりのない食生活でも

ほとんどの人は大過なく暮らし

平均寿命をここまで伸ばしてきたのですから

あまり神経質になる必要もないと私は考えています。




寒いです

2024年01月09日

お地蔵さん

元の本店の脇にあるお地蔵様です。

延命地蔵としてある程度知られたお地蔵さまです

石鉢

そのわきの石鉢に氷が張っていました


今日は前橋市の初市の日です

地元の神社で初市の最初に行われる

お焚き上げをしてもらうために

今年の分のだるまやお札・松飾り等を持って

少し早めに出かけました


お焚き上げが始まるのは10時なのですが

その時間には居られないので

神社の境内に設けられた

お焚き上げをする縁起物の置き場に

置いて来るだけです


もうすでに前橋市の役所の人達や

近隣の各町内の自治会の役員さん達が

集まり始めていました


初詣をしていなかったので

本殿にお参りして帰りました


周辺では露天商の人達や、だるま屋さん達が

寒い中 屋台や売り場づくりに忙しそうです


蝋梅

2024年01月03日

蝋梅

若宮店のお隣の蝋梅が今年も花を咲かせて

良い香りを漂わせています


ですがここのところ気になるのが

葉がだいぶ残っている事です

以前はすっかり葉が落ちてから

花を咲かせていたのですが

ここ数年葉が残ったままです


良いのか悪いのか

ずぶの素人の私には判断が付きませんが

最近の気候の異常さも相まって

あまり良い気がしません

せっかくの蝋梅の香りも

素直に楽しめないのが悲しいですね