ここのところ昆布加工をメインにしている会社と
何度かやり取りしています
昆布は鰹節と並んで
和食の味の基本となる物ですが
実際に昆布や鰹節で出汁を取る家庭は
今の日本にどのくらい残っているのでしょう
昆布と鰹節で丁寧に出汁を引いて作った吸い物は
ちょっとびっくりするくらい美味しく仕上がります
でも一般の家庭で毎日それをするのは無理があります
それにお金もかかります
あと何より残った出汁殻といいますか
美味しい出汁を取った後に残った
昆布と鰹の処分に悩みます
昔の料理本にはその出汁殻を使って
佃煮を作ると無駄になりません
と謳っていましたけど
毎日毎日作っていたら食べきれません
そもそも料理にそこまで時間と手間をかけるのは
現役世代には無理な話です
でも覚えていて良いと思う技が
昆布の水出しです
麦茶のポットに昆布を入れて
水を注ぎ冷蔵庫に入れて
一晩~丸一日ほど置いておくと
とっても良い昆布出汁がとれます
これを鍋に入れて加熱し
沸騰したら削り節をいれます
使う昆布や削り節の量にもよりますが
かなり上質の吸い地ができます
煮物にもその昆布出汁を使えるし
昆布出汁は癖がなく
かつお出汁のように強い香りも無いので
結構何にでも使えます
(作ったら早めに使い切りましょう)
このくらいの量なら引き上げた昆布は
炊き込みご飯に炊きこんで炊きあがってから
中の昆布を引き出して
細かく刻んで御飯に混ぜ込んで完食です