昆布

2023年02月20日

ここのところ昆布加工をメインにしている会社と

何度かやり取りしています


昆布は鰹節と並んで

和食の味の基本となる物ですが

実際に昆布や鰹節で出汁を取る家庭は

今の日本にどのくらい残っているのでしょう


昆布と鰹節で丁寧に出汁を引いて作った吸い物は

ちょっとびっくりするくらい美味しく仕上がります

でも一般の家庭で毎日それをするのは無理があります

それにお金もかかります

あと何より残った出汁殻といいますか

美味しい出汁を取った後に残った

昆布と鰹の処分に悩みます


昔の料理本にはその出汁殻を使って

佃煮を作ると無駄になりません

と謳っていましたけど

毎日毎日作っていたら食べきれません

そもそも料理にそこまで時間と手間をかけるのは

現役世代には無理な話です


でも覚えていて良いと思う技が

昆布の水出しです


麦茶のポットに昆布を入れて

水を注ぎ冷蔵庫に入れて

一晩~丸一日ほど置いておくと

とっても良い昆布出汁がとれます

これを鍋に入れて加熱し

沸騰したら削り節をいれます

使う昆布や削り節の量にもよりますが

かなり上質の吸い地ができます


煮物にもその昆布出汁を使えるし

昆布出汁は癖がなく

かつお出汁のように強い香りも無いので

結構何にでも使えます

(作ったら早めに使い切りましょう)

このくらいの量なら引き上げた昆布は

炊き込みご飯に炊きこんで炊きあがってから

中の昆布を引き出して

細かく刻んで御飯に混ぜ込んで完食です