2月のある日、我が家に1週間滞在した娘親子を川崎の自宅迄電車にて送る事となる。
仕事を終え、新町駅19時25分発の湘南新宿ラインにベビーカー、大きなバッグ、下げ袋等々、
相当な荷物と2歳の孫を伴って・・・。
孫はあこがれの湘南新宿ラインに乗車で、気分は絶好調。
まもなくすると事故発生のアナウンス。
ウーッツ!
大変な帰省になる予感。
鴻巣駅で上野行きに乗り換えの指示あり。
どっこいしょと大きな荷物と孫を連れ、長ーいホームをとぼとぼと歩くことしきり。
その後赤羽、渋谷で乗り換え。
想定外ルートの難関渋谷駅。
階段を複数クリアしなければならない。
「この荷物どーすんの?」
娘は、おもむろに中高年の紳士に近づき
「荷物持っていただけますか?」と依頼しているではないか。
えーぇ!娘の行動にビックリ。母は強し?
紳士は快く大きなボストンバッグを持ってくださる。
「有難うございます。」
1箇所はスムーズに突破出来た。
いよいよ難関の私鉄の長ーい階段が3箇所。
よし!今度は私が挑戦。若者に
「すみません、荷物を持っていただけますか?」
「いいっすよー。俺体育会系すから。どっち方面っすか?」
「ホーム迄持って行きますよー。」
ま~感激。日本はまだまだ大丈夫!!
孫を小脇に抱え、階段を降りながら
頼もしい青年に感謝の気持ちを伝えなくてはと焦る。
そーだ!バックの中の“たむらやのたまり飴”をお礼に差し上げよう。
困った時のたまり飴!
見ず知らずのお二人のご厚意で、23時過ぎ無事娘宅に到着。
感謝、感謝で1日の幕を閉じる。
終わりよければ全て良し!
納得。
ウッチィー