百貨店の「品質管理・危機管理」説明会に出席しました。

2012年10月20日

日中はまだ汗ばむ時もありますが、朝晩は肌寒くなりました。

秋?初冬でしょうか?:maple:

百貨店の「品質管理・危機管理」説明会に出席してきました。

全国的に百貨店の売り上げが伸び悩んでいる状況の中、

食中毒事件やアレルギー表示のミス等、食に対する不安が増えています。

食べ物は、直接お客様の命に関わるものですので、一度失った信頼を回復するには、

大変な企業努力が必要です:icon2_coldsweats02:

百貨店も、お客様が感じている「食」への不安を取り除けるように

信頼向上に向けて、いろいろと取り組みを始めているそうです。

それには、商品を納めている企業や店内で製造しているお弁当関係の企業の

協力が必要不可欠になります。

そこで、取引会社にも品質管理や危機管理の認識を共有させるために

年1回の説明会を、関東と関西で実施しているそうです。

しかし、まだまだ製品の中や店舗内の厨房で作っている惣菜・お弁当への

異物混入は減少せず、頭を悩ませているのが現状とのこと。

 

異物1

 

 

 

 

 

 

 

今回も特設スペースに実際に混入されていた「異物」の展示が行われていました。

 

異物2

 

 

 

 

 

 

え!こんなものが:shock:と驚くような、大きさだったり危険だったりする異物があり、

背筋が寒くなりました。

 

異物3

 

 

 

 

 

 

 

その他の内容としては、農林水産省が実施している「フード・コミュニケーション・

プロジェクト(FCP)」の活動報告と今後の活動予定が、

食料産業局企画課食品企業行動室長からありました。

また、百貨店側から説明があった中で今後、企業として取り組むことの大切さを感じたのが、

【生物多様性について】でした。

生物多様性を簡単に説明すると、地球上には40億年の長い営みの中で様々な環境に適応、

進化しながら約3000万種の多様な生き物が存在しています。

これらの生き物たちが、各々豊かな個性をもち支えあって生存しているのです。

生物多様性とは、「多様な生物とそのつながり」の総体のことを言うそうです。

アメリカの大企業はすでに活動を始めていて、ハンバーガーの大手企業は、

使用する原材料を、MSC(海洋管理協議会)認証製品にしていくなど、

環境に配慮した取り組みを、積極的に行っているそうです。

なんだか難しい内容のようですが、生物が互いに長く共存し続けていけるように

することなのです。

地球温暖化問題もそうですが、最新の技術開発をする一方で、

今ある自然環境の保護も必要なことではないかと思います。

我が社も、昨年に引き続き当たり前の事として「夏の節電」を実施しました。

目に見えないことなので、一人一人が成果を実感しずらいですが、

環境に対する配慮の心は育っていると思います。