日中はまだ汗ばむ時もありますが、朝晩は肌寒くなりました。
秋?初冬でしょうか?
百貨店の「品質管理・危機管理」説明会に出席してきました。
全国的に百貨店の売り上げが伸び悩んでいる状況の中、
食中毒事件やアレルギー表示のミス等、食に対する不安が増えています。
食べ物は、直接お客様の命に関わるものですので、一度失った信頼を回復するには、
大変な企業努力が必要です
百貨店も、お客様が感じている「食」への不安を取り除けるように
信頼向上に向けて、いろいろと取り組みを始めているそうです。
それには、商品を納めている企業や店内で製造しているお弁当関係の企業の
協力が必要不可欠になります。
そこで、取引会社にも品質管理や危機管理の認識を共有させるために
年1回の説明会を、関東と関西で実施しているそうです。
しかし、まだまだ製品の中や店舗内の厨房で作っている惣菜・お弁当への
異物混入は減少せず、頭を悩ませているのが現状とのこと。
今回も特設スペースに実際に混入されていた「異物」の展示が行われていました。
え!こんなものがと驚くような、大きさだったり危険だったりする異物があり、
背筋が寒くなりました。
その他の内容としては、農林水産省が実施している「フード・コミュニケーション・
プロジェクト(FCP)」の活動報告と今後の活動予定が、
食料産業局企画課食品企業行動室長からありました。
また、百貨店側から説明があった中で今後、企業として取り組むことの大切さを感じたのが、
【生物多様性について】でした。
生物多様性を簡単に説明すると、地球上には40億年の長い営みの中で様々な環境に適応、
進化しながら約3000万種の多様な生き物が存在しています。
これらの生き物たちが、各々豊かな個性をもち支えあって生存しているのです。
生物多様性とは、「多様な生物とそのつながり」の総体のことを言うそうです。
アメリカの大企業はすでに活動を始めていて、ハンバーガーの大手企業は、
使用する原材料を、MSC(海洋管理協議会)認証製品にしていくなど、
環境に配慮した取り組みを、積極的に行っているそうです。
なんだか難しい内容のようですが、生物が互いに長く共存し続けていけるように
することなのです。
地球温暖化問題もそうですが、最新の技術開発をする一方で、
今ある自然環境の保護も必要なことではないかと思います。
我が社も、昨年に引き続き当たり前の事として「夏の節電」を実施しました。
目に見えないことなので、一人一人が成果を実感しずらいですが、
環境に対する配慮の心は育っていると思います。