会長

2023年05月02日

助次郎帳面

四月、たむらやの会長が亡くなりました。

常に考え、そして行動する人でした。

第一線を退いてからも自分のライフワークとして

漬物や乳酸菌・酵母菌の研究を続けていました。

それは平成25年に自損事故で両足切断という大怪我をした後も

変わることはありませんでした。


またそれだけでなく自宅の周囲の整備や家の中

自分の生活する範囲すべてを

より使いやすくするために考え動いていました

あらゆる方向に思考をめぐらし

自分が考えることを実現するための努力を怠らない

稀有な人だったと思います。


会長の机を整理していたとき

初代助次郎の帳面が出てきました。

会長が6~7歳の時に亡くなっていますが

逸話の多い人で会長の記憶の中では

大きな存在だったと思います。


日常的に使う物と一緒にこの帳面がしまってあったのは

相応の思い入れがあったのだと感じます。

私にとって曾祖父にあたりますが

一度も会ったことのない人の人物像が

私の中にしっかりとした形をもって植え付けられているのは

会長の持つイメージを私が受け継いでいるのかもしれません。



会長はあまり一般的な遊びは好まず

飲み会やゴルフなどで出ることは滅多にない人でしたが

人と関わることは好きなようで

多くの人と分け隔てなく付き合っていました。



告別式には多くの人にご参列いただきました。

ありがとうございました。