母の実家で出されるうどんは
途中から乾麺に変わっていきましたが
もともとは自家製粉の地粉だったと思います
腰などは無くいたって素朴なうどんでしたが
小麦の風味が感じられて
それはそれで美味しかったと記憶しています
県内のうどんを売りにしているお店では
うどんに金平がついてくることがよくあるので
「なんで金平なの」と母に聞いたことがあります
「油物が入るとうどんが美味しいから」と返事が返ってきました
金平=油物という認識が私には無かったのですが
昔の砂糖や油が貴重だった頃は
その両方を使う金平はハレの日の御馳走だったと母は言います
そういえば来客時や人寄せの時には
必ず金平が並んでいました
おもてなし料理だったのですね