国の天然記念物、奥草津《チャツボミゴケ公園》

2021年09月20日

秋を感じる日に、奥草津にある国の天然記念物でラムサール条約にも登録された

《チャツボミゴケ公園》に行っていました。

連日、雨降りが続いたので、苔達は元気いっぱいでした:icon2_lovely:

説明文1

場所は温泉で有名な草津の奥となる、中之条町六合(クニ)地区です。

この地区は、かつて群馬鉄山と呼ばれ、戦前戦後と国内生産量第2位の鉄鉱石の鉱山と

して栄えていました。

鉱山

昭和41年の閉山後も保有していた会社の保養所になっていましたが、

六合地区が〈日本でもっとも美しい村連合〉に加盟したことで、

翌年に中之条町へ無償譲渡されたそうです:icon2_coldsweats02:

また、国内最大級のチャツボミゴケ群生地として、環境や生態系が評価され

芳ケ平湿原を含む周辺とともに、ラムサール条約に登録。

2年後には、国の天然記念物に指定されました。

*ラムサール条約とは、地球規模で移動する渡鳥を保護するために、国家間で協力して

ウェットランドを保全することを目的とした条約

景色遠い

最近では、お家時間を楽しむために盆栽や苔テラリウムなどがブームになっていますが、

まさに苔ワールド!

モフモフした苔と、水の流れ、山の空気、気持ちが浄化されそうです:icon2_confident:

公園受付事務所で1人600円の入場料を支払い、出発です。

地図

現在地から、群生地の穴地獄まで山道1.3kmほどです。

え〜と思った方、ご安心を穴地獄の入り口までの無料送迎バスが5分間隔で運行されています。

バス

山道の方も、ハイキング気分で歩けますよ。

しかし最後までバスでは行けず、300mほど歩きます。

バス入り口

観光客の服装もマチマチで、本格的な登山スタイルやビーチサンダルの人もいました。

私は湿地をイメージしていたので、長靴でした:icon2_coldsweats01:

しかし歩道は整備されているので、歩きやすい靴ならOKだと思います。

見てください!この緑の世界:heart04:

苔1

土はやはり赤い色をしています。

苔2

チャツボミゴケは、pH2.8の強酸性の鉱泉中で生息する極めて稀な種と言われています。

(もちろん苔と周辺の草木の持ち帰りは禁止です)

苔3

初夏にはレンゲツツジ、秋は紅葉が見れ、季節によって風景が違って見えるそうです。

12月〜4月下旬までは、冬季閉園となります。

苔テラリウム始めたくなりました:icon2_bleah: