群馬県人はうどん好きです。
二毛作で冬季の小麦の栽培が一般的なので
私が子供のころ母の実家へ泊りに行くと
夕飯は決まって地粉を使ったうどんでした
よく言われる「おっ切り込み」は
普段の忙しいときのお助け料理だそうで
急いで打ったうどんを切ってすぐに
打ち粉もろとも野菜と一緒に鍋に放り込んで煮ます
ほうとうと同じでとろみがあります
でも私たちがお客に行った時に出てくるのは
茹で上げて水にさらしたうどんと温かいつけ汁
他に「こ」と呼ばれる沢山のおかずです
つけ汁は出汁と醤油ベースの汁に
油揚げやネギ程度が入っています
夏場は茗荷になっていたりするので
匂いの強い野菜が苦手だった私は嫌と言えず
我慢しながら食べていました
汁のお替りをするタイミングで「汁の実はいれないで」
というと不思議そうな顔をされました
うどんに付けるおかずを「こ」と呼ぶという事は
ずいぶん後になってから知りましたが
この食べ方は昔から慣れ親しんだパターンです
薬味も「こ」の一部ですが他に定番の様に
茹でた青菜や金平がありました。
母の話ですと大根と人参の千切りを湯がいたものも
定番だったらしいですが私の記憶にはありません
他にはその時々で色々並びました
子供のころは混ぜて食べるのがあまり好きでなく
うどんはうどんだけで食べていましたが
今では2~4種類載せて一緒に食べます
うどんだけでは炭水化物に偏ってしまいますから
麺類の食べ方としては
バランスの取れた良い食べ方だと思います